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「四半世紀変わっていない1000兆円マーケットに挑むCEOが込めた想い」【ゲスト:福島さん】|LayerXNOW #30 文字起こし

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事業内容
挨拶
松本:LayerX now!は、開発メンバーとか組織全体を赤裸々に知ってもらおうというのが目的のPodcastになっています。SaaS、FinTech、プライバシーテックの会社なんだということを知ってもらおうということでこのPodcastを続けております。今回も前回に引き続き福島さんに来ていただいて、色々事業面で話を聞きたいと思います。よろしくお願いします。
福島:よろしくお願いします。
1000兆円規模の市場
松本:LayerXについて端的に知れるスライド集を用意したんですけども、その中の、「四半世紀変わらない1000兆円市場」というキーワードがあったのですが、この辺について少し具体的に説明してもらえますか?
福島:そうですね、LayerXだと今3つの事業をやっていて、その中の2つが今主力事業。そして3つめは将来の事業として今作っています。1個めは請求書のSaaS、2つめはアセットマネジメントの領域をやっていて、そこは実は2つの1000兆円を扱っているんですよ。
松本:2つ…!?2000兆円ですね!
福島:請求書の方は僕らの場合SaaSから入っていて、本質的にやりたいことは電子化されてるBtoBのやりとりのデジタル化なんです。今のやり方でいうと請求書を紙で受け取って、データで打ち出して、会計ソフトに手で入れてとか、アナログな業務をやっているんですよね。そこの日本の年間取引量ってBtoBだと1000兆円って言われているんですよ。1000兆円ものお金が、頑張って人力とか紙とかで動かされているのが今の日本。
松本:ほとんどが請求書処理
福島:99%。手形とか入っちゃってるかもしれないですけど。
松本:まあでも請求書はある種情報のインターフェースで、お金のインターフェースは手形とか銀行振込とかがあると、。
福島:それが99%。もう一つがアセットマネジメント領域。個人資産とかって日本だと銀行預金に眠ってますとかタンス預金に眠ってますとか、そこをお金の不安がなくなるようにシームレスに簡単に投資できるようにしようみたいなところをアセマネ領域で取り組んでいます。 お金を扱うために色んな手続きがあって、その手続きを扱う領域はLayerXが一番シンプルにしたいところです。今初めてその業務が変わる瞬間にいるんじゃないかと思って、LayerXはそういうテーマに取り組んでいます。
松本:実はブロックチェーンをやっていたときから見ていた課題感でしたが、取り組み方に変わっただけなんだなって気がしています。
福島:課題は変わらずまさに取り組み方を変えたって感じですね。
toCの当たり前をtoBに
松本:完璧な請求書の処理を提供することで人の仕事の仕方が変わっていって、日本のお金のやり取りの仕方が変わるかもしれない。めちゃくちゃワクワクするじゃないですか!
福島:そうなんですよ。僕らって日常生活でPayPayとかNetflix, メルカリ使うじゃないですか。けど同じ人間が仕事で働くいている時の体験は全然違いますよね。例えば請求書で考えてみると、紙が来て手で打ちます。これをなんの疑問もなくやっているんですけど、例えばメルカリでマイクを売りたいと思って写真撮るじゃないですか。マイクが画像認識されて過去の例から価格自動でサジェストされますよね。キャプションも半自動的に作られて、ボタン押すだけで出品できる。出品後もメルペイにチャージされてそのままコンビニで使える。 パシャっと撮ったものが決済されてお金に変わって、別の決済に使えるっていう滑らかな循環ができている。これを請求書に置き換えているのがバクラク請求書(LayerXインボイス)なんですよ。
松本:僕らがスマートフォンならQR決済ですぐ出来るところが、なんで会社間ではいくつも手続きを挟まなきゃいけないんだということですね。
福島:メルカリを使っている人は日本にめちゃくちゃいる、何千万人とその体験を当たり前にしているのに、いざ企業で働いている人はなぜその体験を強要されてるの?ってことがあらゆるところで起こっていると思うんですよ。
なぜ今そこに取り組んでいる?コンシューマーの反逆?
松本:なんで今変わろうとしているんですかね。スマートフォンがtoCに与えた影響って、Internet for Everyoneみたいなことで、エッジである程度の処理をしてサーバーに連携するから快適な体験ができる、そういう進化があると思うんですけど、なんでそこにLayerXは取り組み始めたのでしょう?
福島:ひとつはコンシューマーの反逆が起こっていると思っているからです例えば自分たちが入れたいと願っていれたSaaS、slack, notion, zoomって個人で使ってて便利。だからそれを会社でも使いたいよねって。 プロダクトを働いている時間に選ぶ人のパワーが強くなっていて、これってコンシューマーの世界では当たり前に起こってる。昔は流通が強かったけど消費者が強くなったことが会社でも起こっている。会社が強かったのが、働く人が強くなって、この人たちが働きづらい環境の会社って淘汰されます。 やっぱりそういう人って感度が高くて、コンシューマーでいい体験をしているんですよ。それを最近ではプロダクトレッドグロースってアメリカでは言ったりするんですけど。そういうコンシューマーとして体験した当たり前の体験が働くときになされていないとすごいむかつく
松本:zoomなし出社ってなったらそもそもその会社転職したいと思わないですもんね。
福島:受けない。LayerXインボイスの場合はバックオフィスプロダクトなんで、エンジニアがDev的なもの使っていたら必ず求人票に書かれているじゃないですか、「こういう開発環境です、こういうことをします」ってバックオフィスが必ずそうなると思っています。 最近とあるお客様の経理の求人を見たときに、使っている会計ソフトに仕様環境としてLayerXインボイスって書いてあって
松本:LayerXインボイスが採用上の競争力になりうると思ってもらえてるのは最高ですね。
福島:例えばあるお客様でLayerXインボイス入れて、コミュニティで紹介しあって来てくれる経理の方達がお客様に結構増えているみたいなんです。これが一定広がるとLayerXインボイス入れてない会社で経理採用できないみたいなことが起きるので。LayerXワークフロー入れていない会社、普通に福利厚生としてイケてないですよねみたいに本当になるんじゃないのかなって思ってます。
松本:SaaSが増える毎にtoCレベルの技術選定もどんどん増えていきますね
福島:この技術選定してない会社ってやばいよねみたいなことが起きそうです。営業だったら例えばSalesforce, HubSpot入っていない営業組織で働きたくないとか、どんどんそうなってく流れになると思っています。
松本:まさに馬車から車になったみたいなところと近いのかもしれないですね。請求書から見えている裏にあるBtoB取引、toCの体験をtoBに持ち込むという圧が働き始めているからだと。
福島:まさにまさに。
LayerXの目指す場所
松本:ここでじゃあLayerXってどこを目指しているのかなとか。例えば3年後くらいを考えて福島さんどこを見てるのかなっていうのを知りたくて。
福島:請求書をなくしたいってことを常々言っていて。 税務調査とか監査調査とか、最終的に年間の決算を締めるときに見返すよねとかをトータルの請求書っていうフォーマットにこのクラウドとかインターネットとか機械学習とかがない時代にそれがベストだったのが、でも請求書って、書って言われるけど書である必要あるの?みたいな。
松本:電子的プロトコルでいいですよね。
福島:例えばJsonのデータで取引先とか請求金額データとか入っていたら、ソフトウェア上で扱えますよね。データで扱えば簡単にできるようになっているのに、今ってデータを作ったものを紙に打ち出してそれを紙で送って、紙を再入力してデータに変えてる。それが年間で1.1兆円分コストかけてるらしいんですよ、こんなバカらしいことはないと思う。請求書じゃなくて請求Payみたいな感じになっているのが絶対理想だよね、承認したら勝手に払われる様な。
松本:しかもそれができると多分払い方のバリエーションが変わって来ますよね、そこまでLayerXで最終的には見ていきたいと?
福島:やりたいですね。
今のフェーズ:5年後にARR 100億の企業
松本:最後にLayerX今どういうフェーズでどういう人に来てほしいか聞かせて下さい
福島:2つあって。1つはSaaS企業としてのLayerXを見たときに、どれくらいのフェーズかっていうと、SaaSでいわゆるベンチマークがARR100億どれくらいいきますか。そのいってる会社はいわゆるユニコーンって呼ばれる会社になっていると思っていて、それのARR100億行く前の5年前の会社です。 その段階で何が起こるかっていうと、例えば今そのLayerX全体でいうと50名くらいなんですけど500名くらいの組織になります。その中で適応するプロダクトの数みたいなところがすごく増えていく時期で、そういう時期ってすごい成長機会がある。その不確実性が高いところを確実にしていくところで、すごく検証するイシューがあって、働いていて楽しいタイミング。 SaaS企業としてみたときにはARR100億いく5年前くらいのフェーズ。だからsmartHRとかfreeeの5年前くらいです。
松本:めっちゃおいしいじゃないですか。
福島:楽しそうに聞こえるよね(笑)でもう1つが、さっきの1000兆円に挑むところで、ある種お金に近い領域をやっているので、僕らFinTechの会社とも捉えることができるんですよね。 今アメリカとか中国で起こっていることって、ソフトウェアの会社とFinTechの会社が融合していくことが明確に起こっていると思っていて。それがある意味一番社会の最先端にいて、僕らそういう会社になっていきます。明確にイシューをもってやっているのでただのSaaS企業じゃないです。 僕らは事業を複層的に持っていて、それこそMDMでFinTechのところとか、SaaSの事業も今FinTechのところにある程度浸食しようとしている。それらを5年後を見ているデータが色んな社会に共有された状態で、そのデータをプライバシーを守りながら便利に扱えるみたいな、そういうDeepTechもやっていたりとか、結構事業の幅が広い。 複数の事業をやっているし複数のケイパビリティを持とうとしているしライセンスもとってる。そういうところが面白いと思っています。 あと全然違うレベルの話でいくと、メンバーが結構プロフェッショナリズムが高くて、働いていて楽しいよね。悩みが「どうやったらこの魅力をちゃんと伝えられるか」、みたいな悩みで、あんまり内向きの悩みとかないですね。
松本:ひたすらこれを伝えなきゃ!っていう危機感がみんなに強くて、福島さんも最優先事項は採用ですもんね。
採用メッセージ
福島:今回はテスト的に、SaaSじゃないなって思っている人の心理を想像しながら、そこってなんなんだろう?ってところを話さないと。 新規事業って言っても、不確実性の高いものと低いものに分かれると思っていて、LayerXはどっちかっていうとわけわからない方にいく会社だと思っています。
松本:すでに3事業やっている時点でわけわからないなと思われてそうですね。
福島:定石通りやるところでも、定石通りやらないところが会社の文化が一番現れるところだから
松本:ユニークネスというか、定石貯まってくるとどうしても資本戦争になってしまうと思うんで、レッドオーシャン中のレッドオーシャンですよね。そういう意味でも僕らは定石から外れることを今後も意図してやっていくんで、SaaSの会社というよりはわけもわからない会社だけど1回話聞きにきてよって感じですかね。
福島:そうですね。チャンスいっぱいあるぞと。
松本:チャンスいっぱいあるので、みなさんぜひ、まずはCompanyDecとか、採用情報ページ見ていただけると嬉しいなと思います。
福島:ありがとうございました!