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#39 長時間より長期間。LayerX半年の変化と、作っていきたいみんなが幸せに働ける会社【ゲスト:HR maasaさん】

Transcript

挨拶
松本:LayerX NOW! 第39回。改めまして、このチャンネルは、LayerXの開発メンバーや組織を広く知ってもらおうという目的で行っています。LayerXはブロックチェーンじゃないよ、SaaSとFintechの会社だよっていうのを知ってもらいたくポッドキャストを続けています
0:41:maasaさんのポジションと趣味の話
松本:本日参加いただいているのが、人事のmaasaさんです。実は我々の会社で最初のフルリモート正社員としてお仕事してもらってるので、その辺の話も含めてお伺いできればなと思っております。maasaさんよろしくお願いします。
maasa:よろしくお願いします。
松本:入社してきた経緯とか簡単に自己紹介お願いします。
maasa:2021年9月にフリーランスとして業務委託でLayerXのHR(人事)チームに入りました。そこから半年ぐらい業務委託で働かせていただいて、2022年の2月から正社員になりました。先ほど。松本さんもおっしゃっていただいた通り、LayerXとして初めてのフルリモートの正社員になっていると思います。よろしくお願いします。
松本:よろしくお願いします。 僕はmaasaさんと仕事で直接話すこともちょいちょいあるんですけど、どっちらかというと、 ワインの話をしていることが多い気がしますね。普段Slackのワインチャンネルで。 猫かワインの話ですもんね、だいたい。
maasa:そうですね。animalチャンネルとかでも
松本:そうbe animalじゃないけどまあ、うちはアニマル好き多いですからね。一旦ちょっとアイスブレイク的なのは置いときましょう
2:26:LayerX入社のきっかけとフルリモート社員に至る経緯
松本:今日はですね。maasaさんの入社の経緯とかフルリモートは、もう僕の記憶でも、maasaさんが正社員として初めてなので、そこで赤裸々な課題感とかも含めてお伝えいただけたらなと思っております。 最初の質問なんですけど、maasaさんはどういった経緯で最初にLayerXを知って、なぜここ入ろうって思ったのか、聞かせてもらってもよろしいですか?
maasa:もともと私もそのスタートアップ, ベンチャーの界隈でずっと働いているので、LayerXという社名自体は知ってました。ただ去年はまだずっとブロックチェーンの会社だと思っていたんですね。それから昨年の9月ぐらいに当時の業務委託先で今CSにいらっしゃるこゆりんさんと仲が良くて、お話ししていたらLayerXで人事の募集があると教えて頂いたんですね。そこで応募して石黒さんと初めて面談でお会いしたんです。その一週間後にはもう契約して稼働を開始していました。
松本:一週間だとだいぶ早いですけど、不安はありませんでしたか?逆に一週間でいきなり決まるの!?みたいな
maasa:そうですね。でもフリーランス自体はその前に2年ぐらいやっていたのと、スタートアップだと軽く「じゃあお願いします」みたいな形で業務が始まることも多かったので、それに関しては特に心配とかなかったですね。
4:10:LayerXの面白いところ、Trustful Team
松本:maasaさんからみてLayerXの面白いなと思ったポイントってどこだったんですか?ブロックチェーンの会社でないと知ったとは言え、人それぞれ面白いポイントってあるのかなと思いまして、maasaさんの視点からこれまでのキャリア選択の中で今回LayerXのここら辺面白いなと思ったポイントがあればお聞きしたいです
maasa:一つはそのもちろんプロダクトが面白そうだなって思ったところです。フリーランスから正社員になる意思決定ができた背景で言うと、また正社員として働くのであればやっぱり短期間ではなくて長期間一緒に働きたいと思える人たちがいる会社が良いなとは思ってました。 その点でLayerXではそれまで数ヶ月間一緒に働いてみて、経営メンバーの皆さんともコミュニケーション取らせて頂いた時の意思決定の速さに感心しました。経験豊富な方で成功体験もあるだろう人たちがそれを案ラーニングすることをすごく意識されてるのかなと思うことが多々あって、魅力的に映ったことが一つです。 もう一つは経営メンバーの他にも普段から一緒にコミュニケーションとっているメンバーの皆さんが優秀なのはもちろん、LayerXの行動指針にもあるTrustful Teamの点で、一緒に働く人を大事にする、リスペクトを持って働くところがいつも感じられて、そこが特に良いと思いました。
松本:なるほど。経営陣のアンラーニングみたいなところですね。メンバーの口からもたしかに行動指針として「徳」「Trustful Team」の話は出やすいですね。そのポイントが良かったと
6:09:経営陣のアンラーニング
松本:経営陣のさっきのアンラーニングで言うと、特に印象に残ってるエピソードとかありますか?どんな時にそれを感じたのかなと思いまして
maasa:そうですね。働き方の部分のところで、フレックスを導入するまでの速さに驚かされました。導入するかどうかの議論自体は以前からあったと思うんですけれども、去年(2021年)私の直属の上司の石黒さんに社員になるかどうかを考えている立場として「フレックスは制度化されていた方が良いと思う」ということを進言したんですね。そしたらちょうどその翌日が経営合宿だったと思うんですけど、その場でフレックスの導入を決めていて、そのスピード感は印象に残っています
松本:僕も福島と一緒に働いて長いんですけど、ここ半年くらいで最初の頃からだいぶ空気は変わったなと感じてます。maasaさん含め色んな方にからインプットを受けてたくさんの気づきがあったんですね。なのでアンラーニングできているのは皆さんのお陰だと思ってます。
maasa:実際にこの半年ぐらいで女性社員比率がぐっと上がったりとか、いろんな方が入られたっていうのは大きいですよね。
松本:採用してきて、これまで女性が数人しかいなかったのが、今は18%ですもんね
maasa:そのぐらいはいいらっしゃいます。
松本:それを鑑みて、会社ってやっぱりちゃんと方向性を持つとこんなにも変わるんだなって、動かしてきた立場ながら思います
8:33:入社後に感じたギャップ。長時間より長期間
松本:LayerXに入ってから感じたギャップとかありましたか?
maasa:ギャップというより意外に感じたのは会社で「長時間より長期間」の考え方が浸透していたことですね。スタートアップって時間リソースと95%くらい割いて3年くらいで卒業していくことが慣習的にあると思うんですけど、LayerXの場合は長く働ける会社を作ってますよね
松本:長時間働くことって、確かに短期的には伸びるんですよね。でも僕も含め今の経営陣がそれではみんなが幸せにならないって考え方やエピソードを持ってたんです。やっぱり長期的な成長を目指す方がみんなの為にもお客さんにも社会の為にもなる、という想いでよく「長時間より長期間」と口にしてますね
maasa:それを働く中でちゃんと実感できたから、フリーランスから正社員になろうかなって思えたと思います。
松本:嬉しいです。元々はずっとフリーランスを続けようと思ってたんですか?
maasa:そうなんです。雇用形態に特にこだわりがなくて当時の働き方もいいなと思っていたので明確に辞めようとは思ってなかったですね。それでも皆さんと一緒に働く中で少しづつ変わってきたこともあって時間軸とコミット量をきちんと取って働きたいと思い出してきました。
松本:これからぜひ一緒に頑張っていきましょう
11:42:maasaさん現在の取り組み
松本:今度はmaasaさんが実際に取り組まれているお仕事の話をベースにリモートの働き方とか、LayerX内でのミッションを説明いただければと思ってます。お願いできますか?
maasa:はい。ミッションで言いますと、私は今エンジニア採用のオペレーション部分とHRのオペレーション全体の改善を担っています。それから福利厚生の検討とか社内制度などもやっています。最初に昨年の9月に入った時は採用オペレーションから始めました。当時石黒さんと一ノ宮さんの二人体制で全てを回している状況でしたので、その周りの部分ですね。ハープを使っていたので、その運用とか内定通知書の作成、入社までのやり取りの部分に取り組んでいました。HRは書類作成系が多いので、そこの自動化などやってました
松本:こういうオペレーション周りってすごく重要ですよね。福島さんもよく言ってますけどやっぱりオペレーションエクセレンスをいかに高めるかがを社内で重要視して進めてなきゃって思いで、そのおかげで2月の入社の方17人ですよね。この規模の組織でこれが出来るのはすごいですよ。サラッと流れそうですけど、これは本当にすごいことで、採用Opsのお陰だと思ってます
14:35:初のフルリモート社員、リモートの現実
松本:しかもこういうOpsの組み立てって組織に近いところでやるイメージですけど、maasaさんはフルリモートでされてますよね。LayerXには元々リモートの文化が明確になかったと思ってるんですけど、実際どんな風に回してるんですか?
maasa:そうですね。個人的にはフルリモートで入ってそれが原因で仕事がやりにくいなって思ったことはないですね。 HRチームのメンバーだったり、社内のメンバーも何か投げたらすぐに反応してくださってMTGも含めてすごくコミュニケーションが取りやすいです。ただ今後の話をするとリモートの方が増えた時に状況キャッチアップや周りの方と関係性を作るところはどうしても出社されている方より時間がかかってしまうと思うので、サポートできたらと思っています
松本:うん、オンボーディングはまさに今の我々の課題ですね。これから人が増える中でちゃんと応募する為の仕組みづくりを作るってことは人事や経営陣でもよく議論しています。良いオンボーディングプロセスを作るのってすごく難しいですよね。
maasa:オンボーディングに関してはリモートだからって言うより普遍的な難しさですね。リモート自体はLayerX内でされてる方も結構いますし、リモートだから入りにくいってことは全くないです。
松本:僕自身も今自宅から収録してますからね。実はさっきから子供が入ってこないかヒヤヒヤしてます
maasa:私も、猫がドアをカリカリやってる音が聞こえてヒヤヒヤしてます😂
17:36:横断的なコミュニケーション
松本:少し話変わるんですけど、LayerXで仕事をしててこの辺ユニークだなって感じる点とかありますか?
maasa:私がびっくりしたところで言うと、皆さん自分の専属的なはいぶんがあると思うんですけど、その範囲以外のことにも興味を持っていたり自分事として捉えているのは驚きました。SlackのHRのチャンネルにもセールスやマーケティングメンバーがいたり、エンジニアメンバーが「他の会社さんはこんな採用手法取ってるらしいですよ」て投稿されててすごいなって思います。 そこにあの全然違うセールスメンバーとかマーケットがそういうこそ、エンジニアのメンバーとかがなんかどこどこの会社さんがこういうイベントをやってたよとか、あの最近こういう採用手法があのあるらしいみたいなのを、皆さんがどんどんあの投稿してるのは結構すごいびっくりしました。
松本:やっぱりみんな良い仲間と働きたいんですよね。そのピュアな思いなのかなって思います
maasa:あとエンジニアのメンバーが商談に積極的に出席されてるのは、本当に自分の責任範囲を広く捉えてるんだなってすごく印象的です。枠をはみ出す勢いが良いですよね。
松本:割と好き勝手に、簿記をとりに行ってたりとか僕も好きな文化ですね。
19:29:Maasaさんからの逆質問。松本さんが思うこれから作りたいLayerX
松本:ここまで20分くらい僕の方から質問させてもらってますけど、逆にmaasaさんから僕に聞きたいことってありますか?
maasa:少し抽象的ですけど、LayerXを今後どういう組織にしていきたいか改めて聞いてみたいです
松本:長時間より長期間」と言うのはチャレンジとして考えています。 スタートアップを成功させるってたくさんのメンバーと一緒に長く楽しく働けて、社内に貢献できる組織づくりだと思ってるんですね。例えば5年先でも、みんな様々なライフイベントがあると思うんですけど、安心して働ける環境を作ること。そして且つちゃんと社会に貢献できる、継続可能である組織を作りたいです。すごく難しいことなんですけど、それをどう実現するのかがずっと頭にあります 事業を立ち上げるときって、どうしても多少無茶しなきゃいけない時もあって、だけどそこの好き嫌いや向き不向きも会社の方向性とうまく噛み合わせられるような組織作りに目を向けることが大事だと思っています。だから僕の頭の中は半分採用で半分組織図になってますね。 会社がどこに向かって、みんながそれに対してどんな役割で在れるのかを考えながら、みんなが幸せに長期的に社会に価値を提供できる組織を作っていきたいです
maasa:なるほど、ありがとうございます
松本
maasa
23:07:みんなが活躍できる為の土壌作り
松本:最後になりますけど、maasaさんはこれから一年でどんなことにチャレンジしたいと思っていますか?
maasa:私はちょうど今松本さんが仰った様に長い目で挑戦していけたらいいなと思っています。やっぱりこの一年は社員さんがどんどん増えていく期間なので採用も頑張りたいですし、入ってくれた方が活躍できる土壌作りに力を入れたいです。小さなことですが、新入社員の方を歓迎したり、一つ一つ積み重ねる一年にしたいです
松本:組織がスケールする一年ですよね、その入り口を担うのが採用オフィスだったりするので、ぜひ頑張っていきましょう。 また別でmaasaさんから宣伝しておきたいことなどありますか?また「こんな人来てください」みたいなメッセージでも
maasa:そうですね、今いろいろなポジションで採用を進めているんですけど、是非事業を作る、組織を作るってことに応募いただいてお話しできたらいいなぁって思ってます
松本:これを聞いている皆さん、これから組織作りが本格化するタイミングなので、ぜひ一緒に会社を大きくしていければ嬉しいです。 では今回の収録はここまでにしたいと思います。maasaさんありがとうございました