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#17 どんな小さな決定にも説明責任を果たしてくれるLayerXのカルチャー 【ゲスト:QA/  CS梶原さん】

Speaker
CTO松本
CS梶原
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入社エントリ
文化
Date
2021/7/15

Transcript

挨拶
松本:LayerX now!、今回は第17回になりますね、始めていきたいと思います。今回は、LayerXのDX事業部から梶さんに来てもらって、まずは梶さんってどんな人?っていうのをお話させていただけたらなと思っております。その前にですね、このチャンネルの目的という話をさせていただくと、このLayerX now!、毎度毎度LayerXの開発メンバー、開発に携わっているすべてのメンバーを対象に、色々な話をしながら僕らのチームとかメンバーとか、一人ひとりについて知ってもらって、そこからブロックチェーンだけじゃないLayerXというのを知ってほしいなという目的でやっているPodcastになります。ということで今回は梶さん、よろしくお願いします!
梶原:よろしくお願いします。
1:10 梶原さんこれまでの経歴
松本:梶さん、経歴が濃いめのタイプですよね、我々のチーム濃い人多いですけど。
梶原:みんな濃いのでね、だいぶ薄まってますけど(笑)多少変わっているところはあるかもしれないです。
松本:非常に粛々と仕事をされているんですよね梶さんって。粛々と凄い仕事をしていてびっくりするんですけど。みたいなところを今日は掘り下げて、梶さんってどんな人?っていうのをお話したいと思います。
梶原:よろしくお願いします。
松本:その前に簡単に、過去どんなことをされてきたかっていう話をだーっと自己紹介してもらってもいいいですか?
梶原:わかりました。まず今LayerXではDX事業部で、LayerXインボイスとワークフローを中心としたプロダクトの品質保証、QAですね、これが半分くらい。残りの半分くらいがカスタマーサクセスをやらせていただいております。今までの経歴でいくと、大学出て新卒は、超絶アナログな教育業界で、教材の営業をやっていました。学習塾向けの営業ですね。塾ってパソコン使わないので、パソコン使わない場所に、50歳60歳の塾長先生に向けて営業しに行くみたいな。主な連絡手段はFAXです。
松本:FAX!今話題のFAXですね。
梶原:話題のFAXですね。なくせないんですね。アナログ業界で、ITとはまったく関係ない仕事を4年間やっておりました。色々あって転職をしようと。そのときにITもちょっとやりたいなと思って、最初独学で一人でExcelのマクロから勉強し始めたんですけど、なかなかできなかったので週末に学校に入ることにしたんですよ。そこまでやるんだったらアナログすぎて何もPDCAが回せない教育業界にいても結局ITできるようにならんなと思って転職をしました。でそのとき、友人がちょうど会社を作ったところだったので、創業期にIT事業作るわって言って入って、誰もエンジニアがいない組織で僕が勉強し始めてやってきたみたいな。
松本:エンジニア一人めっちゃ一人目ですね(笑)
梶原:0人めというか(笑)そうですね。そこから4年間、会社を30人になるまで一時期なって、31歳でフリーランスとして独立しました。このときはスタートアップのWEBサービスの立ち上げがすごく好きだったのと、自分で会社やっていた中で経験をしたので、WEBサービス立ち上げのPMとかCEOの壁打ちをしながらディレクションをして開発を巻き取っていくというところで何社かお手伝いをさせていただいていました。 その中でブロックチェーンも仕事としてやりたいなと思っていたので、LayerXに何度かアプローチをして、結構時間かかったんですけど入れていただけまして(笑)
松本:結構この何度もアプローチって方、パターンありますね。
梶原:時間かかったんですけど、徐々に、最初はフリーランスの業務委託で入ったんですけども、去年かな、正社員にならせてもらってます。
松本:濃いっすね。なんで教育からいきなりITだったのかみたいなところとか。
梶原:教育はすごくいい仕事だったんですけど、ITやろうと思うと教育業界って年に1回、ないし実証実験だとしても1学期に1回しかオペレーションを変えられないんです。なのでPDCAを回せない。回すサイクルがすごい遅いので。それがネックだったりして。
松本:PDCAなんでそのとき激烈に求めてたんですか?
梶原:うーん営業でマネージャーをやっていたので、一応なったんですけれども。やっぱり行動と成果の間のロジックを数字ですべて分解をしていきたかったんですよ。でExcelの関数とかも物足りなくてマクロとかいってたんですけど。そんな経緯でなるべく早くPDCAを回しながら業務改善していきたいというのがベースにありました。
松本:でそこからフリーランスというか、プロのPMみたいな感じで色んな会社さんと。そこからLayerXというか、その前にブロックチェーンですよね。なんでブロックチェーンだったんですか?
梶原:ああそうですね。前職の会社がですね、不動産の領域を一部やっていまして、その中で民泊をやってたんですよ。民泊を運営していたのではないんですけど関連領域でサービスを提供していて。国際決済とかがあったり、あとは不動産を扱っている中で、保険とか不動産の契約自体とか色んなプレーヤーが関わるものすごい煩雑な業務が発生している領域で、もっと効率化できないのかなとずっと思ってたんですよ。でブロックチェーンは色々ニュースを見ている中で情報が入ってきて、「あ、これやん」みたいに気づいて興味を持ち始めました。そして2017年の夏くらいからは、ブロックチェーン関連のニュースはgoogleアラートといくつかのメディアくらいですけど毎日全部チェックしていたので、LayerXができたっていうのも一番最初にそこで気づいてはいました。
松本:ちょうどその時期ってグノシー社内で「ブロックチェーンの研究始めました!」ってくらいですね。僕の記憶が正しければ2017年の10月くらいにやり始めた気がするんですよね。
梶原:ICOバブルがあった頃ですよね。
松本:その直前くらいですかね、ビットコインが始まる前くらい。30万か40万くらいのときにそろそろブロックチェーンいいんじゃないかってやり始めた時期ですよ。なんかあの時期みんながわーっと入り始めましたよね。上場企業とか。
梶原:そうですね。実証実験を始めたニュースとか、中身は何もないんだけどブロックチェーンで何かやりますってニュースが多く出てた時期だったんで。
松本:ギクリ(笑)
梶原:前職で民泊という新しい市場ができる過程を見ていたので、なんとなくこれからこの数年間でブロックチェーンが企業で実証実験されて、法律も整理されつつ、企業の中での利用が始まるなっていうのがなんとなく感じてたところでした。
松本:興味の振れ幅がすごいですよね。教育から来ていきなりコーディング勉強するようになって、そこからブロックチェーンって。これってどういう生き方をしているとそうなるんですか?
梶原:いやー器用貧乏ですよね(笑)興味があるものにはがーっと行くんですけど。興味がないと行かない。そのまま1個10年20年やれたらいいってのはあると思うんですけど。器用貧乏ですね、飽き性なところがあります。
松本:僕は梶さんとお話してていつも頭に浮かぶのは「器用な人」なんですよね。すごいなと思って。やってる領域が色んな領域。LayerX入ってからも色々やってたじゃないですか。そういうのいつも頭に残ってて。完全にめっちゃ器用な、「この人は専門は何なんだろう?」ってくらいなんでもやるなと。
梶原:なんでも屋です(笑)
9:15 LayerX入社後
松本:LayerX入ってからも色々やりましたよね。
梶原:そうですね。ブロックチェーンをやりたいと思ったのがフリーランスになったきっかけでもあったので、フリーランスになった時点でブロックチェーンに関わると決めたので。LayerX入ってからもブロックチェーンBizDevって言ってみなさんに伝わるかわからないですけど、まあブロックチェーンの取り組みを検討してらっしゃる、特にLayerXの場合は大企業のお客様のデジタル戦略部とか新しめの部署の方と、実証実験をやったりブロックチェーンを使ってどういうビジネスを作れるかのコンサルティングをやっていましたね。1年半くらいでしょうか。
松本:ですよね、ずっとね、LayerXってPoCとかいろんな事業でめっちゃ売上立ててた頃ですよね。今全然方向変わっちゃいましたけどね。
梶原:もう事業体がだいぶ変わっていますね。
松本:じゃあその頃やりたいと思っていたブロックチェーンがやれる組織ってことで、入社前と入社後はそんなにギャップもなかったですか?
梶原:そうですね。ギャップはほとんどなかったです。
松本:ちなみにそのタイミング、2018年とかって結構ブロックチェーンで同じようにやってる会社あったじゃないですか。なんでLayerXだったんですか?
梶原:えーっとですね、いくつか理由はあったんですが、一つは技術力ですね。各社が書いているブログとか多少は勉強させていただいてたんですけど、それなりに専門家じゃない中では説明できるようになってるかなと思ってたんですけど、当時書かれてたグノシーのテックブログですか?グノシーのブロックチェーンに関する、あれだけはね読んでも全然わからなかったんですよ(笑)
松本:あはは(笑)確かに。あれなんか僕も”NIPOPOW”とかよくわからないの色々調べてましたね!
梶原:あだけは全然わからなくて、それ故に技術力がすごいんだなと感じました。技術力というか探索という力も含めてすごいなと思って。やっぱり非常に難しい領域だなと思っていたのと、領域が広いじゃないですか。一言でブロックチェーンといってもレイヤーたくさんありますし、一人二人でできることでもないので。組織的にああいうブログを書き続けて、高いクオリティで研究開発のことをしてるんだろうなと思ったのが一つです。 もう一つは、Podcastでどこまでストレートに言えるか難しいんですけど…
松本:あ、ここは赤裸々に語るで!ある程度ダメなとこはダメって言っちゃっていいと思います!
梶原:わかりました、いいところなんですけど(笑)ブロックチェーンが来るなと思ったとはいえ、さっきみたいな難しいとか、色んなレイヤーがあって一人二人では作れるビジネスじゃないとかを考えると、やっぱり収益化できるまで普通に早くて3~5年かかるビジネスだと思っていました。なので技術力とかアイデアも大事ですけど、ビジネスとして考えたときにはやっぱり経営体制ですかね、経営者の過去の実績もそうですし資金もそうですし、会社として長く研究開発をしながら商用化を時間をかけて目指していけるような土台があるところじゃないと難しいんじゃないかなというのが率直に思ったことでした。
松本:長く取り組むって難しいことですよね。どうしてもスタートアップの体力ってよくて1年とかじゃないですか。1年で芽が出ないと結構辛い。自分もこう見てるスタートアップ、色んな会社がやっぱ1年くらいで、これは資金的に切れたりとか、精神的に息切れしてしまったりとかいっぱいありますからね。
梶原:まあその半年1年の中で自分が前職でやっていたのがよりあってかもしれないです。もう少しこう、そういう体制とか土台を重視するみたいな視点が出てきたのは。
松本:ある意味スタートアップ業界に対する解像度が高くなってたからっていうのはあるかもですよね。じゃあその辺は元々感覚があって入ってみて特にギャップなく?
梶原:そうですね。ギャップなく楽しく働かせてもらってます。1点、入社して一番印象に残っていたいいギャップがあって。今日それを話したいなと思ったんですけど。当時まで人数少ないながらも、入社後のオリエンテーションをしっかりやっていただけたんですけど。それをやってくれた人が、当時CTOだったmosaさん(榎本)だったんですよ。で、スタートアップのテクノロジーを重視している会社ではそれなりにあることかもしれないんですけど、入社時のオリエンテーションで、会社の文化について一番熱く語っているのがCTOだっていうのが、僕の中ではすごくいいなと思ったことで。理想だなと思いました。
松本:mosaって熱いですよね。
梶原:熱いですね。今もですけど。
松本:特に文化面、これいいなと思った面ってあったんですか?
梶原:文化面の内容は、5つのバリューすごい好きなんですけど、全体5つですごくバランスが取れてるなって感覚があります。1個1個ももちろんいいですし共感してるんですけども。あの5つをしっかり目指していくと、レーダーチャートの漏れがないようなマインドを持った人たちで一緒に働けるんじゃないかなと思っています。
松本:あれば福島さんのこれまでの思いみたいなものが全部昇華されているんだろうなって思いますね。
梶原:そうですね。
15:07 梶原さんからみたLayerX
松本:しかしそうやってオンボーディングしてやってきて、急に舵切ってしまいまして。梶さんなだけにってことではないですよ(笑)だいぶ舵取りでかくして結構変わっちゃいましたけど。今のLayerXで仕事していて、梶さんから見てどういう風に見えていますか?
梶原:見えてますと言われても中でやっているので、客観的にはもう多分見れなくはなってるんですけど。あれだけドラスティックな方向転換をしたのに、みんなが高い熱量を持って事業に取り組み続けている組織なんですよね、それは本当にすごいなと思っていて。なんでしょうね…あれだけの事業転換をしていたら、極端な話ですけど、半分くらいの人が辞めていてもおかしくないと思うんですよ。ブロックチェーンやりたい!って入ってきている人が多いので。でも事業転換が合理的で納得できるようなものだし、そういう説明が社内でされるし、そのうえで納得感持てるようにみんなでやっているので、何も違和感がなく変化に対してストレートについていって頑張るっていうのは本当にすごい組織だなと思っています。僕も当然どうしようかなって迷った瞬間はあったんですけど、やっぱりこの環境すごいな、この熱量でこれだけ優秀なメンバーが一緒に一丸となって仕事をしている。それを支えてる企業文化に対する、企業文化を維持していいものにし続けようという意識が強い会社なので。その中で仕事をさせてもらえるのはありがたいと思いましたね。
松本:ピボットとチームの不和みたいな話ってスタートアップにはつきものだと思うんですけど、これ聞いているスタートアップの人たちはそれってどうやって実現したんだろうってすごく気にしてると思うんですよ。梶さんから見てそのポイントってどのへんだったと思います?ここまでみんなちゃんとついてきてくれてるっていうのは。
梶原:そうですね、一つ大きいのは、ふっきー、CEOの福島が、どんな小さな意思決定にも、説明責任を果たしてくださっている、それをもれなく続けていて、みんなが納得できる言葉に昇華させて、毎週話して伝えてくれるというのは、なかなか普通の会社で続けられることじゃないなと思っています。それが非常にありがたいなと思って、みんなそれで結構理解できているところがあります。あとはその説明からつながるところですけど、事業としてまったくじゃあブロックチェーンに触れなくなったかというと、今足元の技術的には特にDX事業部では触れないですけど、最終的に目指す世界観、そこに向かっていくための初手として今の事業があるんだっていうのがみんなで描けているのかなと思います。なのでピボットはしているけれど、まったく別のことを、別の方向に向かっているとはあんまり思っていなくて、向かっている方向が、すべての経済活動をデジタル化するというミッションが変わらなかったというのが大きかったかなと思います。
松本:道のりがちゃんと見えてて、その途上にちゃんといるんだってことがわかるってことと、福島という男が信頼に足る男だということ、説明責任を果たす根性があるというか。あれ結構根性だと思うんですよね。ダメなことも言わなきゃいけないじゃないですか。僕も透明性の重要性とかって話をするときに、きれいな話はみんなするんですよね。いいことを、ちゃんと伝える方法とか。そうじゃなくてダメなときに「すまんかった」っていうのが実は透明性の中の重要な半分を占めてるんじゃないかって思いますよね。これをやり切ってるのはよい経営陣なんだろうなって思っているし、自分にも求められてることなんだろうなって身が引き締まりますね。
梶原:僕らメンバーもみなそういう文化。みんなで真意を理解して、納得しながら進んでいこうっていう文化にまで落ちてきているのがすごくいいなと思います。
19:35 今のミッション
松本:そうやってすごく大きなピボットというか方向転換をして、梶さんって今実際に受け持ってるミッションってどういうところなんですか?
梶原:今は半分QA、半分CSとお伝えしましたが、QAは言葉の通り品質保証で、LayerX インボイスないしはワークフローが、今ありがたいことに結構多くの企業様に導入いただいておりますので、やっぱり本番で障害が起きないか。お客様からしたら、何もバグがなく使えるのが当たり前じゃないですか。それを最後の砦として品質をしっかり守っていくというのが大きな役割です。 CSは言葉は私が勝手に最近言っただけなんですけど、「すべての経済活動をデジタル化し続けること」がCSに課せられたミッションだなと思っていて。
松本:エモいですね(笑)
梶原:「デジタル化するぞー!」って言って、導入いただくのももちろんありがたいですし、セールスがそこで伝えてくださる、導入してくださるのはありがたいんですけど、そのあと結局使い切れなくてデジタル化されなくて落っこちちゃったとか、結局その紙のオペレーションが残っている会社さんが出続けるとミッションの方向性とズレてきてしまうので。セールスが作ってくれた入口から、我々が継続してデジタル化し続けることをお客様に対して約束するみたいな、そんなことをイメージしていますね。
松本:すごく大きなミッション2つ抱えているような感じですよね。やっぱり器用っすね!ちょうど時間が来てしまったので、次回そのへんの話を掘らせていただきたいなと思っていて。非常に梶さんの器用エピソードいっぱい出てきたなと思うんですけど。 というわけで17回このへんで終了させていただきます。ありがとうございました。
梶原:ありがとうございました!