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#15 LayerXのデザイナーはプロダクトの糊付け役?【ゲスト:デザイナー高橋さん】
#15では、2021年4月に入社されたsaiko(高橋)さんをゲストにお迎えし、デザイナー視点からみたLayerXのカルチャーについて話を聞きました!
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挨拶
松本:LayerX now!、今回第15回ですね。
本日はMDM事業部でデザインをやっていただいているsaikoさんにお越しいただいております。saikoさんよろしくお願いします!
saiko:よろしくお願いします!
0:59 自己紹介
松本:saikoさんまず最初に簡単に自己紹介していただきたいんですが、まず僕の方からお話すると、実はsaikoさん元々Gunosyで一緒に仕事をしていた仲間で、僕と同じく再び戻ってきた仲間たちという感じなんですけど、僕は勝手にシャボンディ組と読んでおりますけども。そんな方です。ではsaikoさん簡単に自己紹介をお願いできますか?
saiko:はい。名前はTakahashi Saikoと申します。今年の4月にLayerXに入社しまして、、MDM事業(三井物産デジタルアセットマネジメント)のデザイン全般を今は担当しております。どういう人間かというのを簡単にお話すると、やりたい気持ちが結構先行するというか、まず考えるよりも行動しちゃう性格があるので、今回LayerXに入るきっかけになったのも、今いる場所よりも、まずは飛び込んでみたいという気持ちの方が勝った関係で、今また松本さんとご一緒させていただいているようなところがございます。あとは運動も好きなので、そのあたりも行動と一致しているところがあって、ランニングとか筋トレとかゴルフとか、今松本さん見習って筋トレ頑張っていまして、腹筋に縦線を入れたいんですよね~!
松本:シックスパックを目指したいですね!
saiko:目指したいですね~!あとはtwitterを雲水(@t_psyco)って名前でゆるくやってます。以上です。
松本:あの、今僕初めてTwitterアカウント知った気がします(笑)ふらっと重要情報飛んできた。結構スポーティですよね。色んなトレーニングしている話をランチしているときとかに聞いたりしていますね。
saiko:色々手広くやっちゃうんですよね。
松本:でもトレーニング大事ですからね、よいデザインのためにも。
saiko:ですね。私もそう思います。
松本:適当に振ったのにそう言っていただけて安心しています(笑)いいんですかこんな適当なことばかり言って。よいコードはよい筋肉からっていうね。
3:09 入社のきっかけ
松本:じゃあちょっと真面目な話に入っていこうと思うんですけど、改めてLayerXって会社に今回どういうきっかけで来ようと思ったのか、どういうきっかけで知ったのかって話を軽くお話してもらってもいいですか?
saiko:はい。元々はGunosyに入ったのが2018 年の4月からだったんですけど、そのとき松本さんにも面接していただきまして、そのあと2018年の慣れたくらいに福島さんが毎月行ってた月次の定例で、LayerXを立ち上げますとお話を受けたのが知ったきっかけですね。で、そのときはブロックチェーンによって技術を用いたDXをやっていきたいっていう強い志を感じる演説といいますか説明を受けて、すごく福島さんのことですから、成功していく道筋をおそらく立てていかれるんだろうなってことと、元々福島さんの考え方自体私自身はGunosyの時期からすごく素敵だなと、尊敬する部分があったので、陰ながら応援している気持ちがそのときありました。そのあと別に会社1社挟んで、このまま私はこの会社でキャリア詰んでいくんだろうかって少し悩み始めたくらいのタイミングで、今LayerXインボイスのデザインを見られている森さんというデザイナーさんからお声がけいただいて、、元々Twitterで、松本さんしかり、福島さんや、石黒さんの投稿を日頃から見ていたので、このチャンスを逃したら、恐らくまたみなさんと熱い気持ちを持って、一緒に仕事することがなくなるだろうなと思い、「行きます!」と、今4月入社するに至っている感じです。
松本:いや、ありがとうございます。結構最初はびっくりじゃなかったですか、福島さんがブロックチェーンやるって言い出したときとか。
saiko:そうですね。このままいらっしゃるのかな、Gunosyの行き先を色々と考えられていくんじゃないかなと思っていたので、本当に何も情報は社内に漏れ出ていなかったように私には感じられていたので。唐突感はありました。
松本:ブロックチェーンは実は2017年くらいから福島さんたちとチャットしながらR&Dの一貫でやっていこうよという話をしていてそれが前身になっているんですよね。
でも今回LayerXに入る話の中に、僕の中で印象に残っていたのが森さんの存在だったんですよ。森さんってこれ聞いている方にご説明させていただくと、Gunosyの創業あたりからずっと一緒にお仕事させていただいている弊社のリードデザイナーなんですけども、彼iOSの組み換えエンジンを自分で作ったりもするくらい技術の好きなデザイナーなんです。
彼がsaikoさんの今回戻ってきたきっかけにもなっているのかなと思っているんですけど。具体的にどんな話していたんですか?本当に「足りないよー!」って感じだったんですか?
saiko:最初は私自身が森さんただただ尊敬する人として飲みを誘う立場、飲み子弟?みたいな師匠だと思っていて。その中で森さんがふと「今やってること全然楽しいんだけど、僕一人じゃできなくなってくることが出てきそうだなあ、会社がだんだんグロースしてきていて、今はまだだけど、これからもしかしたらsaikoさんにお願いすることもあるかもなあ」とポロっと飲み会のときに言うようになってきた。その中で本当に不意なタイミングで森さんから「やっぱりデザイナー採用することになったからsaikoさんどう?」って連絡来たのが、本当に森さんとの今のつながりになっています。もう森さんがいるっていうこの存在がかなり大きい理由になったってこともありますね。
8:38 入社前にLayerXに持っていた業務イメージ
松本:いい人ですよね。今これを聞いているデザイナーさんたちいるとしたら、多分気になるのはデザイナーとしてどういうところにミッションがあると感じているのかとか、どういう風に活躍しようと思ったのかとか、入社後のイメージどんな風に思ったからこそ行こうと思ったのかなとか、そこを気にしている、みんな知りたいのかなと思ったんですけど。森さんからこの話聞いたときに、実際こんなことをやろう!みたいなイメージってつきました?
saiko:最初はつかなかったです。
松本:ですよね。だってブロックチェーンの会社が今ちょっと方向転換しているけどデザインどこに使うんだろう、どういう風に重要になっていくんだろうみたいな。
saiko:そうなんですよ。ちょっと、楽しそうだなという肌感みたいなものは伝わるんですけど、じゃあ具体的に何を作っているのかはちょっとお話の中で具体的に掘れなかったこともあって、何をするんだろう?っていうのがやっぱり一番最初の感想・印象でしたね。
松本:それって入社までに解消されましたか?
saiko:それでいうと結構解消されました。面接で松本さんとお話をさせていただいたときに、丁寧にみなさんオンボーディングというか、こういうことをしてますというのを、それぞれの事業ごとにご説明いただく機会があったからこと、あーこういうことをやっていて、おそらく私が入った4月からはこれをやるんだろうというかなり具体的な道筋を整えていただいているというのが、もう本当にたった一か月間のほんと3、4回の面接でわかることができました。
松本:すごく嬉しですね。丁寧にお伝えできていたというのは。特に自分としてはここにいることでパフォーマンス発揮できそうだというのがあったと思うんですけど、入社のきっかけになったことというか、どういったポイントだったんですか?
saiko:まずLayerX自体隠れ追っかけだったこともあって、言い換えるちゃうとファンだったんですよね、最初にLayerXを設立したときから、福島さんがずっと伝え続けていたこと自体に惹かれるものがあったし、それをうまく石黒さんが広げる部分がものすごくあって。それが入る前の段階から「うわーすごくいい会社になったな」という感想を感じていたのを、実際に入るってなったらもっと楽しみになるというか。これが社内で体験できるんだ!っていうそれが多分自分の中で積極的に行動に移そうと思った魅力の一つでした。
先ほど松本さんがおっしゃっていたように、森さんの存在が大きかったし、Gunosy時代の恩に応えられていないという気持ちが私の中にはあったので、それをこのLayerXの志を叶えていく、一緒に向かっていくという気持ちと一緒に何かしらお応えができれば私にとってはWin-Winだなと。個人的にやりたいことがどっちもできるということで、その二つの魅力で入っていこう!と決めました。
12:00 入社後に感じたギャップ
松本:なるほど。すごい会社ですね、手前味噌ですけど(笑)
なんかその実際LayerXに入ってみてギャップとかありましたか?
saiko:あったこともあって、新しい人と会うという部分の心のハードルはまったくなかったんですよね。言ったら松本さんがいて、mosaさんがいて、福島さんもいらっしゃるじゃないですか。あ、Gunosyのときにいたなあ、。あとそういう方々がLayerXの全体を見てくださっているということもあってか、チームのエンジニアの皆さんの雰囲気も、ちょっとGunosyと似てるというか、あのときのあの雰囲気の皆さんがいらっしゃるような感覚に私はなって、そういう意味でのコミュニケーションのギャップはなかったし、あとはやはり外側から見て感じていた優秀なメンバーしかいなさそうだなというのは間違いなくその通りで、もうここに私いるんだなっていうのは個人的にはいい意味ですごく身震いしました、楽しい!って。なのでギャップという意味ではなかったですね。
松本:なんとなくGunosyっていうカルチャーを引き継いで今のLayerXのカルチャーが、そこにさらに進化、僕らなりの方向性に進化してきているという感じだと思うんですけど、そういうとこ、saikoさんがまったく知らない人だったとしたら、これってこういうカルチャーだなって、どう形容します?
saiko:まったく知らない…どう形容しよう…
松本:例えば僕はよくね、まだまだ男子校みたいだなっていうことがありますけど…
saiko:男子校的な側面は、ないとは言わないですね(笑)
松本:ちょっとよくはなってきているんですけど(笑)これは赤裸々にお話するのがテーマなので…反省点です。
saiko:それでいうと確かにその節というか、盛り上がっていくぞー!Be Animalみたいな掛け声?声合わせたりするやり方も、部活…っていい意味に聞こえないかな、チーム感がある。それがすごく私の中では、お祭り感はありますね。でもウェイウェイっていう感じじゃなくて、ちゃんと一緒に神輿を担いでるみたいな。そしてそのときの掛け声はBe Animalだった!みたいな(笑)そんなイメージですね。
松本:Be Animal神輿だった(笑)
saiko:そうですね(笑)そんな感じかな。
松本:Be Animalの文化僕は好きですね。なんかちょっとこう組織文化って多少外れた何か、変な方言がある状態だと思っていて。Be Animalもそうだしやっていけだのなんだの色んな言葉があって、これが僕らの組織らしさ文化のちょっとした表れの一つだと思っていて。
saiko:確かにSlack、独自のスタンプありますよね、言葉もそうですけど。
松本:あとよくわからないの沢山ありますよね。まあどの会社行ってもそうなのかもしれないけれど。御多分に漏れずというか(笑)
saiko:そこは結構好きですね!
15:44 文化に感じることと自分の役割
松本:文化に関しては感じるところとかあります?
saiko:私個人の感想を言うなら、文化に関して悪い面はほとんどないですね。独特な文化だなとは思うんですけど、それが悪い方向に働いていかないというか。今皆さんやはり自分の中で文化を咀嚼して、いい感じに順応しらっしゃる方が多いので、それを崩していこうとか変えていこうとかっていう部分に下手にアプローチする人は悪い意味ではいない。文化的に成長してっているんだけど、本当に軸足というか、ベースになっているものは変わらないまま拡張しているような。それを日々日々感じるような会社だなってイメージしてますね。
松本:いい感じの分散性もあるみたいな。
saiko:そうですね!
松本:分散のうえで、デザイナーというかこの前ちょうど月曜日に森さんがデザインはデザイナーだけの仕事じゃないみたいな問題じゃないみたいな話をされていましたけど。とはいえ僕らのユーザー体験や顧客体験を引っ張っていく人たちじゃないですか。
何かLayerXの中でデザイナーっていうのは何をしていく人なのかなというのを、saikoさんなりに表現してみると?僕らは全ての経済活動をデジタル化しようとしていると。その中でデザインの役割ってなんなんだろうっていうのを、saikoさんなりの意見を聞いてみたいなと。
saiko:私自身も森さんと似たような考え方がベースにあるんですよね。デザイナーがデザインを作るみたいなのってイコールじゃない。そこは色々な関わり方というのがあってデザインが完成していると私も思っていて。プラスアルファで私の中で森さんの意見の中に私の意見を加えるとすると、私自身は自分の意見を突き通してこのデザインをしたいと思うことがあまりない。そういうことが大事なときもあると思うんですけど、どういう風なものがあるとLayerXらしさがあり、皆が望む状態になれて、それに対して私ができる技術を提供することで出来上がるものがあるかって考え方でいます。
私は最終的にアウトプットを作り出す者ではあるが、作り出す要素は皆さんから吸収していくもの、っていう考え方なので。やっぱり巻き込み力!LayerXのデザイナーにとって必要なのは、一人で作り上げていくのではなく、色んな情報を自分でとってきてじゃなくて色んな人からとってきて一緒に巻き込む!さっきの祭りと似てるんですけど一人じゃ神輿は担げないので。松本さん入ってください!デザイナーの面で森さんお願いします!とか言って。掲げたい神輿はこれなので、そのために必要な意見や人を集まって!って声かけるっていう役割がある気がします。
松本:普段のあのぐいって巻き込んでくる感じ、すごいいいですよね。
saiko:そう、必要なものは全部声かけるみたいなのは、おそらくLayerXのデザイナーとしての役割ではないかなという風に感じてはいます。
松本:なんとなくこのLayerXという会社に、色んなスキルやツールが散らばってて、これをうまく寄せ集めてオーガナイズして一つのプロダクトにするところの糊付け役みたいな感じなんですかね?
saiko:あーそうですね!いい表現ですね、糊付け役!
20:02 一緒に働きたい人、こんな人に来て欲しい
松本:じゃあなんかそんな感じで今デザイナーとしてMDMの中で仕事してもらっていて、MDMの話はまた次回聞こうと思っているんですけど、ちょうど前半そろそろかなと思うので、最後に特に今LayerXが気になっているよって人たちに、LayerXこういう人だったら楽しめるよこういう人に来て欲しいよってところがあったら、一言くらいいただけたら嬉しいなと。
saiko:はい。やはり、私が今こうして話せたりとか、今私と一緒に話してくださっているワイマツさんもそうなんですけど、どんな状況でも楽しめる人、そういう人はおそらくLayerXにいたらもっと楽しめるんじゃないかな、多分なんか楽しそうだなって外側からは見えていると思うんですけど、入ったらもっと楽しいで!
松本:いいっすね!(笑)
saiko:なんかそういうの感じられるというのが私自身の体験ではあるので。もし一緒に働きたいなと思う人として例をその部分で挙げるとすれば、どんな状況でも一緒に楽しめる人、色々困難もあるので、楽しんでくれる人がいいかなと思いますし、それだと色んなところで言ってるやんって言われそうなので厳しめに言うとすれば、過去自分がどんなことをやってきたとか、どういう力量だからLayerXには合わないって尻込みしちゃう人もいるかもしれないんですけど、あんまりそこにとらわれずに、自分は価値を発揮できるぞ!と、LayerX行ったら楽しめるし自分はこれをやってやるぞ!と、そういう部分で積極的になれる人だったら、多分どんな環境においてもLayerXの文化になじんで一緒にやっていけるイメージがつくので、そんな人と一緒にぜひ働きたいです。
松本:いやーなんかいつもこのPodcastを聞いてくださる方に「楽しそうな会社ですね!」って言われるんですけど、その感じがすごく伝わってきてすごく素敵だなと思いました。というわけで第15回はここらへんで一旦締めさせていただこうと思います。ありがとうございました。
saiko:ありがとうございました!