📕

#46 HRとして見出す、自分のやり方を否定しながら前に進んでいく面白さ【ゲスト:HR ichhyyさん(一ノ宮翔)さん】

HRメンバーのichhyyさんこと一ノ宮 翔をゲストにお迎えし、同じHRメンバーのmaasaがホストを務めました。採用業務において普段から心がけていること、新規ポジションを担当するためのキャッチアップ方法、リクルーターの面白さについて話しました。

Transcript

maasa:LayerXNow! HRのmaasaと申します。 今回のゲストは私と同じHRチームからichhyy(イッチー)さんにお越しいただいております。ichhyyさん、よろしくお願いします。
ichhyy:よろしくお願いします。
1:06) 自己紹介
maasa:後ほど詳しくお仕事のご紹介をさせていただくんですが、おもにLayerXのビジネスサイドのリクルーティングをメインに、採用活動の最前線で日々候補者の方々と向き合っているichhyyさんに、お仕事とかその想いみたいなところを伺っていきたいと思っております。 まず簡単に自己紹介いただきたく、これまでのお仕事キャリアとか、まあLayerXに入社された経緯とか教えていただけますでしょうか?
ichhyy:ありがとうございます。紹介に預かりました一ノ宮と申します。 僕は新卒でパーソルキャリアっていう会社に入ってまして、実は、この社名変更前のインテリジェンスっていう時代に入ってます。当時は「ここで頑張ったらなんとかする力がつくぞ」という言葉から刺激されながら、お客さんの採用人事からキャリアスタートさせました。その後、いわゆるインハウス人事になる形で、当時まだ上場準備中だった株式会社SpeeeというITベンチャーの会社に人事として、事業がすごい多角化している中で、中途領域の人材の採用と活用みたいな部分が課題になっている中、全社横断で多くのプロジェクトに携わっていました。 LayerXには去年の8月にJoinしました。 前職のSpeee時代にブロックチェーン事業をやってい他ことから事業競合として認知していたところがはじまりになります。 最初はLayerX代表福島さんの経営発信なども見ている中で、会社としてファンになり応援していました。当時の自分には特にブロックチェーンにSpecialtyがあるわけではなかったので「いつか入れたらいいな」という感覚だったのですが、LayerXがSaaS事業を始めたことから、ビジネスサイドの採用など自分の強みと一致する事業展開にチャンスを感じたんですね。そこから突撃して今に至ります。
3:46) ichhyyさん入社当時の働き方
maasa:ありがとうございます。私が9月に業務委託を開始した時には、私たちと石黒さんの三人体制で全職種の採用を行ってましたね。ichhyyさんもリクルーターと言うよりは、そのオペレーションにも取り組まれていましたよね
ichhyy:実は僕が入る前からサポートしてくださった業務委託の方が家庭の事情から一時的に離脱するというタイミングが重なったんですね。なので自分がリクルーティング頑張るぞって入った時は、結局オペレーションも全部一からやってましたね
maasa:懐かしいですね。二人でHERPの候補者の方に送るメールのテンプレートのタイトルとかを一生懸命修正してましたよね。
ichhyy:やりましたね、うん、懐かしいですね。
4:37) リクルーターとしての業務内容
maasa:そこから徐々に。オペレーションを私がやるようになって。石黒さんがエンジニア採用メインにやられて、ichhyyさんがビジネスサイドのリクルーターをやられてたと思うんですけど、リクルーターとしての今の業務ではどういった取り組みをされてるか教えてもらえますか?
ichhyy:本当に応募者に興味を持っていただくためのブランディングから、面談とか面接の初回設定を中心として担当させていただいています。 その後、選考プロセスがLayerXの場合、面接2, 3回から最終内定いうところまで至るプロセスになっているのですが、各面接とか面談とか、プロセスの間にもきちんと候補者の方とコミュニケーションを密に取らせていただいて、最後にお互いに納得の意思決定が出来るようにってところをサポートさせていただいてます。
maasa:そうですよね。今ってもうビジネスサイドの一次面接、ご希望によっては、面談から始まることもたくさんあると思うんですけど、基本もすべてichhyyさんスタートですよね。
ichhyy:そうですね。
5:55) 業務内での時間配分とコミュニケーション密度について
maasa:その日々たくさん一次面接と面談もやりながら、最終フェーズに向かって行く方もいますよね。本当に密なコミュニケーションされてると思うんですが、同じチームながら「どんな時間配分で仕事をしているのか」とか「どんな時間の使いかたをしているのか」がすごく気になってます。
ichhyy:ご興味を持っていただいて当社のプロセスに進んでいただいている方とのコミュニケーションを最優先に考えて、日々スケジュールしている感じです。 社内のMTGも勿論あるんですけど、何よりも一番大事で最重視しているのは候補者様とのコミュニケーションです。現職、お忙しい中でいろいろやられている方もいらっしゃいますので、そこに配慮しながら、なるべく僕らが許されるようなスケジュールで、日々動いている感じです。
maasa:そうですよね。本当に候補者の方への誠実さや熱量が伝わってるんだなってことをよく実感しています。内定承諾のご連絡をHR宛にメールでいただく時にも、会社や仕事への魅力にプラスして「一之宮さんの誠実なご対応があのすごく嬉しかったので、早めにご返信しました」みたいな返事を頂くことがあって、本当にすごいなと感心してます
ichhyy:ありがたいですね。
 
7:44) LayerXの情報を前線で伝えるために取り組んでいること
maasa:リクルーターとして候補者の方に向き合う中で、LayerXの魅力だったり、会社のリアルな情報を一番最前線で伝えてらっしゃると思うんですけど、そういった情報を伝えるために心がけてることとか、取り組んでいることってありますか?
ichhyy:とにかく現場の理解が一番だと思ってます。 所謂福島さんの週次で全社に向けてのメッセージがあるとか、そういった会社としての取り組みでインプットできることはもちろんあると思うのですが、それ以上に自分が選考を受ける立場になった時に、どういう情報が欲しいかを考えてます。想像力を働かせながら積極的にそういった会話がなされる、そういう情報が得られるところに顔を出してインプットしていくことをすごく大事にしてます。
maasa:それって具体的には、どういう場に出て行くんですか? slackコミュニケーションなのか、MTGなのか、みたいなところで言うと。
ichhyy:もちろんslackでもいろいろ各チャンネルを見回るようにはしてるんですけど、これがテキストだけど、なかなか温度とか伝わらないところも多いので、そういう時は各所で開かれているMTGに突撃してます。結構みんなが面白がって、サプライズゲストとして迎えてくれます。あとはマネージャーやリードの方々との1on1を組ませていただいて、その組織のコンディションとかとチームのお悩み事などまで膝つけて話すことはかなり意識ます。やっぱり人生をかけて転職をしてくださるっていう候補者さんたちには、下駄履いていいとこばっか見ててもしょうがないと思っているので、そこはありのままのLayerXをちゃんと伝えられるように課題感などもちゃんと認識できるようなコミュニケーションをとるようにしてます。
maasa:確かに、下駄を履いたコミュニケーションだけじゃないってところがichhyyさんの活動に日々すごい出てると思います。
10:02) その働き方の背景
maasa:いいところを全面にお伝えして来てほしいカタチにどうしてもリクルーターはなりがちだと思うんですけども、そうしないところは前に人材系のお仕事をされたときからそうだったんですか?
ichhyy:なんかうちのカルチャーに徳ってあると思うんですけど、短期的な利益というか、成果だけを追い求めると、どうしてもあることないことっていうと、さすがに究極的な言い方かもしれませんが、少し事実とは違う受け取られ方をしてしまう表現をするっていう選択もとれなくはないと思うんです。けどそれをしてしまうことで、中長期でお互いに良い意思決定だったかって振り返る機会がきた時にズレが必ず生まれちゃうと思うんですね。 僕らはやっぱりビジネスモデル上も、あの事業を展開し続けて初めて社会に対して良い影響が与えられるっていう話もあると思うので、キャリアも一緒で、結局中長期でお互いに意思決定だったかっていうのを振り返ったときに、ちゃんとそこがお互い納得してうんって言えるような、そういう意思決定をしていただきたいなと思ってます。そういった意味で嘘ついてもしょうがないですし、できないことはできないと伝えつつ、心から胸を張って魅力と言えるところはちゃんと伝える。こういったところにメリハリつけて話すことを意識してます。
maasa:なるほど、確かにそうですよね。HRだけじゃなくて、入社された方もみんな仰ってくれるんですけど、ちゃんと長期間働き続けたいと思って入ってくれる方が多いのはすごくうれしいことですよね。
ichhyy:そうですね。どうしても僕もこれまでベンチャー界隈で生きてきたので、人材の流動性の高さは少し感じる部分もあったのですが、一方で事実を見ると柔軟な働き方ができるのって、実はルールがガチガチに決まってる大手よりスタートアップの方が柔軟だって話もあると思うんです。ちゃんと一般論のバイアスをかけずに事実を見て判断いただきたいなっていう所があります。そういう意味だと、LayerXの行動指針のFactBaseを元にした意思決定をしていただけるように、ポジショントークにならない程度に事実を伝えるってことが大事なのかなと思ってます。
maasa:なるほど、ありがとうございます。
12:33) 新規ポジションを担当するためのキャッチアップ方法
maasa:個人的に気になることなのですが、LayerXのビジネスサイドといえど、多分初めてichhyyさんが採用募集を担当するポジションも出てくると思います。今までの採用経験の中で、やったことのないポジションに取り組んで、触れたことのないターゲットの層に向き合うための、キャッチアップってどういうふうにされてるんですか?
ichhyy:正直、この会社入ってまだ8ヶ月くらいですが、その連続ですね。本当に初めてづくしなのですが、まずは基本的に経験をされている第一人者に話を聞くっていうのが一番だと思っています。解像度の粗い状態で見切り発車していいことってたぶんないと思うので、しっかり一次情報を取りに行きます。 とは言ってもマーケットにいない職種もあったりするので、その場合にはなぜそういう人を求めているのかなど、そもそも事業とか経営の考え方を聞くようにしてます。それぞれの事業をちゃんと理解できるアクションを意識しています。
14:17) スーパーハイタッチリクルーターから見たLayerXのリクルーターの面白さ
maasa:ありがとうございます。もう一点質問させてください。ichhyyさんが今LayerXのリクルーター、よくご自身のことスーパーハイタッチリクルーターとおっしゃってますが、LayerXでリクルーティング、採用をやる面白さを今までのご経験からどんな風に感じてますか?
ichhyy:結構、主観で答える前提になりますが、本当にLayerXがめざしていきたいビジョンは壮大なものですし、そこに向けての事業展開はかなり複雑に絡み合う要素が多いです。たくさんの変数がありながら進めているので、自分自身もすごく新しいインプットがたくさんあるし、変化し続けないと成果がちゃんと出しきれません。僕は新しいことを学んでいくとか、自分自身のやり方を否定しながら前に進んで行くプロセス自体すごく楽しめるタイプの人間なので、この変化の激しさに富んだ環境が結構幸せなんですね。
maasa:日々いろんな変化がありますよね。
ichhyy:一方でちゃんと地に足つけた基盤となるものがしっかりあって、日々着実にそこをこなしてます。その先に見据えているものまでのギャップが大きい部分は長期間日々の行動で埋めていかないとリバレッジかからないので、頭の中ぐちゃぐちゃになりながらも、ちゃんと優先順位つけて着実に事業成長とか、社会のために自分ができることをこなしていくことをすごく楽しんでます。こんな変化の激しい会社で人事として採用に携われることは非常に幸せな環境だなと日々思いながらやってます
maasa:たしかにリクルーティングもそうですし、私がやってる人事評価制度の仕組み作りも、日々の作業ってすごく地道なんですけど、でも将来描いている大きなビジョンにこの積み重ねが向かっていく実感を持ちやすいですよね。
ichhyy:そうですね。今足元を見る視点と将来10年後、20年後見据える視点と両方持ってないと厳しいと思っています。例えば、候補者にかける電話一本でも、この一本の電話でその人の人生が変わるかもしれないし、ひいては自分たちの事業の行末が変わるかもしれない。そういった想像力を働かせてコミュニケーション取ってると自然とコミュニケーションの質って上がると思いますし、自分たちの組織の解像度も上げて行きたいっていうマインドが生まれるので、それが次のアクションに繋がって連鎖が起こると思ってるんですよね。
maasa:その日々の積み重ねと将来を行き来しながら、ちゃんと日々の業務で毎日が終わっていくみたいなこともあるんだなと思って。その中でもちゃんと時間とって中長期の話とかこっちが大事だよねっていうところに、チームだったり、会社全体で目線を合わせられる機会があるのはすごいいいですよね。
ichhyy:そうですね。やっぱりスタートアップって本当に変化が激しく、しかもその日々の業務も量が多かったりするので、どうしても忙殺されてしまうシーンもあると思うんですけど、ちょっと意識してやってると一個一個はすべて繋がってますし、タスクみたいな表現にはならないと思うんですよね。ちゃんと意図を持って仕事してたら。ここは数ヶ月間の中で体感していた部分で、やりがいを感じる部分です。
 
18:49) 今後挑戦していきたいこと
maasa:そうですね。今の話と繋がって、ichhyyさんが今後LayerXでやって行きたいこと、ご自身のキャリアで、こうして行きたいイメージはありますか?
ichhyy:そうですね。よく面接とか聞かれるんですけど、本当に野望とかないんですよね。こうなりたいとか、キャリア設計とか、そんなしたことないんですよ。僕のキャリアの考え的に、その瞬間与えられているミッションや役割に対して、一つ一つ深ぼっていくことで結果的に守備範囲が広がっていくんですね、自分の守備範囲が。
ichhyy:だから採用っていうところだけその言葉だけ取ると、「リクルーティングしかしないんですね」って言われたりするんですけど、普通に採用って本当に組織作りの起点でしか無いんですよね。その後入社していただいた方々がどう活躍いただくかとか、その環境を整備するのとか、いろんなアプローチがある中でその一次情報を持っている、一番最初の接点の情報って、やっぱリクルーターですし、そういった全ての源になるような仕事をさせていただいているので、ありがたい関係だと思っています。それが故に、別に先のことを変に考えても、そのとうりにならないと思いますし、だったら自分が今できること、本当に発揮できるバリューにフォーカスしたほうが結果的にお互いにWin-Winになると思っているところがあります。なのであまりキャリアについて、変に考えることはしないようにしています。
maasa:私自身もichhyyさんと、同じように逆算型のキャリアをあまり考えるタイプではないので、仰った通り、自分が取り組んでいる業務について深堀するとか、事業上の課題に対して向き合う姿勢が、すごく納得出来ました。
ichhyy:そうですね。まあちょっと考えてもしょうがないというか。。
maasa:今やってることにすごく一生懸命取り組んでいると気づいたら、新しい選択肢を自分が持てるようになっているってことですよね。
21:41) LayerXこんな人に来てほしい
maasa:最後の質問になるのですが、ichhyyさんは日々LayerXの採用の最前線で様々な候補者の方と向き合われてると思うんですけれども、今のLayerXにマッチする、こういう方に来ていただけると、いいなってところをお伺いしてもいいでしょうか?
ichhyy:そうですね。大前提もちろん、僕らが選ばれる側の立場と思っているので、「こういう人を求めたいです」とかではないと思っているんですけど。やっぱり会社にはカラーがあって、LayerXのカラーって行動指針の徳に示されているような、短期的な自分たちの利益というよりは、中長期的なお客様とかマーケットに対しての価値を最大化し続ける事がすごく大事だというふうに考えている組織です。キャリアも結構近しいことがあると思います。結局なんか自分が今何をしたいか、というよりは、「自分でできることで世の中に還元できることってなんだろう」っていう考えている人のほうが相性が良いのかなと思っています。傲慢に聞こえてしまうかもしれませんが、究極的に僕らが提供する機会をご心配いただく必要はないぐらい、すごく順調に事業も伸びていますし、面白い機会を提供できる自信は本当にあります。そういった意味で、世の中に対して何かをしていきたい、何か価値を発揮して行きたいというふうに考えている方は、ぜひご一緒したいと思っています。
23:28) これからの選考希望者へのメッセージ
maasa:ありがとうございます。今日は私とichhyyさんHRチームの回なので、最後にHRチームも絶賛募集していますよね。
ichhyy:大大大募集中です。
maasa:もしかしたら今日のお話にちょっとでも共感できるところがある方はいっしょに入って楽しんでいただけそうな気がしますね。
ichhyy:そうですね。本当に、自分たちだけでは価値を提供しきれないところはもちろんHRとしての立場としてありますが、せっかくLayerXという環境を選んでいただいた方には、本当にキャリアを積んでいっていただきたいですし、ある種自分の名刺代わりになるような、本当に面白い経験ができるフェーズだと思っています。そんな環境をつくっていくフェーズをHRとして、ここは自分の特技を活かせるんじゃないかと思う方には是非入っていただけると嬉しく思います。
maasa:そうですね。MeetyでもTwitterのDMでもなんでもよくて、興味があるかどうかわからないぐらいでもいいので。
ichhyy:ぶっちゃけここどうなんですか?みたいな生々しい話も全然できますし。
maasa:気軽にご連絡を頂きたいですね。
ichhyy:本当にそう思います。はい、ありがとうございます。ちょっとでもLayerXのHRチームでも、ほかのポジションでも気になった方は、ぜひご連絡をお待ちしております。っていう宣伝になりました。めちゃくちゃお待ちしてます。
maasa:じゃあ本日のLayerXNow!こちらで終了とさせていただきたいと思います。いろいろお話を聞かせていただいて、ありがとうございました。
ichhyy:ありがとうございました。