📄
LayerX 採用ポリシー
0. 序文
LayerXは、全ての経済活動をデジタル化することをミッションに掲げ、人類の未来をより良くすることを目指します。多くの新規事業を立ち上げ、事業成長させていく上でのキードライバーは「人」であり、「採用」は重要かつ全員の仕事だと捉えます。
ミッションの達成に向かうために、以下の採用ポリシーを策定し、理想の採用活動を実現していきます。
1. 採用ポリシーとは
LayerXの採用に関する基本方針を示し、採用活動の指針とします。
採用のあるべき姿を定め、そのあるべき姿へ到達すること、そしてそれらをアップデートし続けるためのものです。また、採用プロセスの透明性を高め、社内外に対する信頼性を確保します。
2. 候補者との約束
長期的な社会貢献とコミュニケーション
- 当社は行動指針に定める「徳」に基づいて、短期的な成果だけでなく、長期的な社会貢献を重視します。選考においても、徳のある対応を心掛け、未来の仲間となる候補者や関係者から信頼を得ることができるコミュニケーションを追求します。
透明性の高い情報提供
- 候補者とのコミュニケーションおいて、透明性を保ち、信頼性のある情報を提供します。選考プロセス、職務内容、企業文化など、候補者が知りたいと考える情報を正しく伝え、疑問には迅速に回答します。
公平な選考 に資する努力
- 選考プロセスにおいて、選考に関わる社員がバイアスを認識した上で、直感や偏見に頼ることなく、データや事実に基づいた判断を心がけます。
- 選考に関わる社員に対して、公平な選考を行うためのマニュアルの提供及び定期的な理解度アセスメントを実施します。
フィードバックへの真摯な対応
- 候補者からの選考に対するフィードバックを積極的に求め、常に採用活動をブラッシュアップします。シビアなフィードバックも誠実に受け止め、候補者の視点を取り入れることで、より良い候補者体験を提供します。
DE&I
- DE&Iポリシーに則り、ミッションの実現のために向き合うべき事業課題に対して、多様な仲間が集まる組織を目指します。私たちの事業活動が社会インフラとして新たな選択肢をもたらし、社会全体のDE&I活性のエンジンとなるために、”違い”を歓迎する採用活動に注力します。
個人情報保護・コンプライアンス遵守
- 採用活動におけるプライバシーポリシーに則り、候補者からいただいた個人情報を取り扱い、コンプライアンスを遵守します。
3. 全員採用
採用は、人事・採用チームのみの仕事ではありません。
LayerXは設立当初から現在に至るまで、リファラル採用やカジュアル面談を通じた採用を主とした組織形成をしています。理想の組織は自分たちで作るという意識で全員で採用にコミットします。
自チーム以外の採用にも積極的に貢献し合うのが全員採用です。採用広報を始め、カジュアル面談やイベントへの協力、自チームでのフィット感が薄い候補者でも別チームであれば採用可能性があるなら部署を超えて推薦するなど、 LayerX全社の採用活動を全員で行います。
4. 採用時に持つメンタルモデル
LayerXは100を120にするような会社ではなく、毎年何倍も成長するような1→100(ブリッツスケーリング)を目指す会社の採用の考え方をします。
今の組織や事業フェーズを前提とせず、半年後、1年後、1.5年後等の未来を見据えて採用活動を行います。
組織を作るときはメンバーからではなく、マネージャーから採用し、チームを作ってスケールさせます。その際、自社固有のドメインや強みとする領域の専門性があることは必ずしも重要ではありません。むしろ、現在自社が持っていないケイパビリティによって事業成長に寄与できるかを重視します。
急成長組織の最大のリスクは、単一施策の失敗ではなく機会損失であると考えます。今この人を採用しないと半年後、1年後、1.5年後に致命的な機会損失を生む可能性があるなら、リスクの許容度を考慮して採用します。私たちが心から採用したいと思える人なら、困難な状況にあっても活躍してくれると信じ、実力を発揮しやすいようにフォロワーシップを持って迎え入れます。
5. 採用責任者の責務
ポジションごとの採用責任は担当VP及びHiring Managerが持ちます。Hiring Managerとは、採用候補者の1次評価者にあたるマネージャーや、2次評価者に当たる部長であり、入社後の評価者になることを想定される方のことを指します。
具体的な責務としては以下について、人事・採用チームとの協議の上で決定します。
- 選考プロセスの策定
- 各選考プロセスにおける評価項目・評価基準の策定
- 候補者のグレードの判定と最終承認
- 候補者に提示する報酬条件の判定と最終承認
6. 人事・採用チームの責務
人事・採用チームは、採用責任者がもつ責務に加えて、採用力の最大化に責務を持ちます。
具体的には、以下のような取り組みをリードし、採用責任者と伴走します。
- 採用計画や採用企画へのプロアクティブな提案
- 採用広報をはじめとする採用ポジション認知形成
- 全員採用の要であるリファラル採用の推進
- 各種候補者のタレントプール形成施策の推進
- 選考プロセス全体のマネジメントと、改善サイクルの推進
- 候補者とのコミュニケーションを通じたより良い候補者体験の創出
制定日:2024/07/01
最新更新日:2024/07/01